請負可能な作業
①アーキテクチャや回路仕様の決定。
- 逐次比較型ADコンバータ回路
- ΔΣ型ADコンバータ、DAコンバータ回路
- パイプライン型ADコンバータ回路
②回路の動作検証。
- c/c++、python、julia等でのアナログ・デジタル混載回路の動作確認
- Verilog HDLでのアナログ・デジタル混載回路の動作確認
③回路設計。
- A級やAB級のOPアンプ回路、コンパレータ回路、バンドギャップリファレンス回路、発振回路等のアナログ回路
- 加算器、レジスタ等のデジタル回路
具体例:ADC-001
◆12bit逐次比較型ADコンバータC-DAC部の構成を決めます。
- 参考図は3種類のC-DAC回路で、単位キャパシタ30fF(MIM)を想定しているためいずれもブリッジ構成を採用しています。その中で2番目の構成(図2)は、別途リファレンスvcom(1%程度の精度は必要)が必須となりますが、"キャパシタ相対誤差0.19%(1σ)以内"にて99%の歩留を確保できます。プロセス情報やアナログ回路の実現性等の兼ね合いでC-DAC回路の構成を決めることになります。
具体例:ADC-002A
◆14bit逐次比較型ADコンバータC-DACおよびSAR部の構成を決めます。
- 参考図1と参考図2は、共に単位キャパシタ10~20fFを想定したブリッジ構成です。冗長性を持たせたデジタルキャリブレーション方式を採用しています。キャパシタ相対誤差やLSB側負荷容量等の静的エラーのみの考慮を前提した場合、"キャパシタ相対誤差3%(1σ)以内"、および"入力オフセット±2.4%以内"にて99%の歩留(ミスコード無)を確保できます。尚、参考図1はDレンジの犠牲無にオフセット補正可能で、参考図2はDレンジの犠牲を前提にオフセット補正可能という違いがあります。
具体例:ADC-002B
◆18bit逐次比較型ADコンバータC-DACおよびSAR部の構成を決めます。
- 参考図1と参考図2は、共に単位キャパシタ100fF程度を想定したブリッジ構成です。冗長性を持たせたデジタルキャリブレーション方式を採用しています。"キャパシタ相対誤差2%(1σ)以内"、"入力オフセット±2.4%以内"、"変換時のC-DAC整定誤差3%以内"にて99%の歩留(ミスコード無)を確保できます。参考図1はDレンジの犠牲無にオフセット補正可能で、参考図2はDレンジの犠牲を前提にオフセット補正可能という違いがあります。
具体例:ADC-003A
◆センサ向け24bitΔΣ型ADコンバータの構成を決めます。
- 図1~3は、TI社ADS1247の1Ksps時に対応する3次ΔΣ系+間引きFIR(ハニング窓)の構成と、出力波形/FFT結果になります。ケーススタディです。主な特徴は次の通りです。
- 1サイクルで安定(No Latency)のため、ΔΣ型ADコンバータ1個で複数入力をマルチプレクス処理することが可能です。
- TI社ADS1247の1Ksps時RMSノイズは32.3uVrmsでSNR表現では95dB。今回構成(系)は107dBなので、回路雑音設計への影響は小さく実現性が高いです。
- 通過帯域(-3dB)周波数はADS1247とほぼ同等の755Hz(ADS1247は732Hz)。
具体例:ADC-003B
◆計測器やバイオメディカルセンサ向け20bitインクリメンタル型ADコンバータの構成を決めます。
- 図1~3は、数百Hzの信号帯域を想定した3次ΔΣ系+SINC4フィルタの構成と、出力波形/FFT結果です。主な特長は次の通りです。
- 汎用ΔΣ型ADCと異なり、前段にS/Hを置くことができます。また、1サイクルで安定(No Latency)、複数入力のマルチプレクス処理が可能です。
- 信号帯域に相当した周期毎にReset動作を行います。そのため、汎用ΔΣ型ADCで問題となるアイドリングトーンが発生しません。
- ΔΣ変調をベースにしているため表1記載のように、キャパシタ相対誤差3%(1σ)に対して、直線性は±0.5LSB(20bit換算)以内を実現します。
具体例:ADC-004A
◆14bit Pipelined-SAR型ADコンバータの構成を決めます。
- 参考図は、Pipeline型とSAR型を組合せた14bit ADコンバータで、次のような特長があります。
- 95%歩留の指標となる素子バラツキは現実的で、キャリブレーションは不要です。省面積と省設計コストを実現できます。
- SAR型のビット数を10bit以下に抑えているため高速化を狙えます。最新プロセスでなくても、5MHz以上のスループットを狙えます。
- 基本的にはSAR型のためPipeline型と異なり、No Latencyを実現できます。
具体例:ADC-004B
◆16bit Pipelined-SAR型ADコンバータの構成を決めます。
- 参考図は、Pipeline型とSAR型を組合せた16bit ADコンバータで、次のような特長があります。
- 94%歩留の指標となる素子バラツキは現実的で、キャリブレーションは不要です。省面積と省コストを実現できます。
- SAR型のビット数を10bit以下に抑えているため高速化を狙えます。最新プロセスでなくても、2MHz以上のスループットを狙えます。
- 基本的にはSAR型のためPipeline型と異なり、No Latencyを実現できます。
具体例:ADC-005
◆計測器、バイオメディカル用センサやイメージセンサ向け14bitノイズシェーピングSAR型ADコンバータの構成を決めます。
- 図1~2は、数百KHzの信号帯域を想定した5ビットSAR+ゲインアンプ+2次ΔΣ変調(インクリメンタル型)+SINC2フィルタの構成と、出力波形/FFT結果です。主な特長は次の通りです 。
- 前段にS/Hを置くことができます。また、1サイクルで安定(No Latency)、複数入力のマルチプレクス処理が可能です。
- 低消費電力を可能にします。
- キャリブレーションは不要です。
- 表1および表2記載のように、キャパシタ相対誤差3%(1σ)に対して、直線性は±1LSB以内を実現します。
具体例:Verification-001
◆Verilog HDLでのアナログ・デジタル混載回路の動作確認を行います。
- 例えば逐次比較型ADコンバータを例に挙げると、素子数としてはアナログ回路に比べでデジタル回路が多い傾向にあります。このようなケースでは、検証時間やツールコストの観点からVerilog HDLのみで動作検証を行うことがあります(より効率的です)。参考図は、C-DACとコンパレータ(共にアナログ回路)のVerilog HDL記述になります。赤色の点線で囲まれた箇所で、'real'はregのアナログ版になります。また、$dist_normal()は正規分布の雑音を返します。